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ホームページに代表者の写真を載せるべきか否か

福島県のホームページ制作会社 福島ウェブです。
いつもホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

ホームページに代表者の写真を載せるべきか否か
現在、この記事をご覧いただいているあなたなら如何でしょうか。

匿名のインターネット時代

インターネット黎明期は匿名の人間が使うサービスというイメージがあり(通信容量の問題で写真などの重いデータが扱えなかったというのもありますが^^;)、最初はハンドルネームやアバターなどで本人の分身としてコミュニケーションを取ったり、サービスを利用したりすることが大半でした。

それゆえ、匿名の書き込みで誹謗中傷どうのこうの。というようなネガティブなニュースも昔は多かったように思います。

しかし、インターネットでビジネスを行うことが当たり前になるにつれ、徐々に本名や本人の写真を掲載して安心感や信頼感を出すという機会が増えてきました。

それでも、10年ほど前はどうだったでしょうか。大手企業の社長などは顔写真があっても、中小零細企業や個人事業などの場合は載っていることは少なかったかもしれません。

今ではFacebookなどの実名、本人写真推奨のサービスなどの台頭もあり、一般人でも顔写真を公開するケースが増えてきました。

特に、ブログを書いている人や、ニュースコラムなどを執筆しているライターさんなどは、現在当たり前のように皆さん実名や顔写真を掲載して、むしろ「本人」というものを強調(ブランディング?)しています。

代表者の顔写真は必須です

で、最初の「ホームページに代表者の写真を載せるべきか否か」についてですが、私としてはホームページに、代表者の写真は「必須」だと考えております。

ある人が、ビジネスを始めました。良いサービス・事業だから、ホームページを作って大勢のお客様に知ってもらいたい、ご利用いただきたい、と純粋に考えます。

そうして作ったホームページに、その熱い気持ちを抱いている代表者の顔写真やあいさつ・メッセージなどが無かった場合、その想いはしっかりとお客様に伝わるでしょうか。

勿論、需要が圧倒的で誰が提供していようが、提供されてさえいれば利用される、購入されるというような商品やサービスは別物ですが、A社もB社もC社も同様のサービスを提供している、その中でどれを選ぼうか、となった場合には、あなたはどういった会社やサービスを選択するでしょうか。

代表者の顔写真が載っていて、熱いメッセージを語っている」というだけで、勿論決め手になることは無いかもしれませんが、それでもやはり、似たようなサービス、実績や価格であれば、人の顔が見えるサイト、人情味のあるサイトからサービスを選びたくなると思います。

私であればそう思います。

福島ウェブにご依頼いただく企業様や事業者様の中にも、ホームページに顔写真や挨拶を掲載したくないという代表者の方もいらっしゃいます。

もちろん無理に掲載してくださいとお願いすることはありませんが、仮に「ホームページからのお問い合わせを増やしたい」「売上アップに繋げたい」「お客様に安心感・信頼感を持ってもらうためにホームページを活用したい」という目的でホームページを作成するのであれば、是非掲載すべきだと思っております。

写真が載っているサイトとそうでないサイトの反応の違いなど、まとめているサイトがあるかもしれませんが、本日はたまたま読んだ下記の記事が面白かったので共有させていただきます。

社長の写真でわかる意外な投資の法則

下記は、投資家の視点で企業のホームページを見たときのお話です。

レオス・キャピタルワークス社長兼最高投資責任者の藤野英人さんによると、これまで26年間で延べ5500社以上の会社を訪問し、約5800人の社長にお会いして気付いた「良い企業」を見極める一つの方法として、会社のホームページに社長の顔写真が掲載されているか、また、その社長の挨拶文章の中身はどうか、ということが重要であるということでした。

実は興味深いことに、ウェブサイトの顔写真の有無と株価には一定の相関関係が認められます。日本の株式時価総額の上位200社について、ウェブサイトに社長と役員の写真が載っている会社と、社長だけの会社、両方とも載っていない会社を過去に調べたことがありました。すると業種に関係なく、株価は写真があるほど高くなる傾向があったのです。

付け加えると、ウェブサイトの社長あいさつの主語が「私、私たち」なのか、「弊社、弊社、社名、当行」なのか、「主語なし、あいさつ文なし」かでも株価は違い、「私、私たち」のほうが高くなりました。さらにいえば、写真との組み合わせで、社長と役員の写真があって、主語が私、私たちであれば、抜きん出て株価が高かったのです。

もちろんこれはたまたまであったという可能性もあります。しかし、結局のところ、社長が自分の言葉で語りかけて、社長と役員の写真が載っている会社というのは、そうでない会社と比べてみると、商売の本質的なところを大切にしている良い会社といえます。

引用:日経電子版「社長の写真でわかる意外な投資の法則

この記事を読んで、お客様視点からだけでなく、投資家視点でもやはり写真と挨拶の重要性が説かれていて、なるほどなと思った次第です。

ちなみに、これで「レオス・キャピタルワークス」さんに藤野社長の顔写真や挨拶がなかったら面白かったのですが、やはりちゃんとありました(笑)

社長や代表者など特に事業に邁進する積極果敢な性格を持つ一方、「謙虚、慎ましやか、出しゃばらない」といった感性をお持ちの方も多い方と思いますが、一歩進んで、これもお客様の安心感や信頼感、ひいては(未来の)社員やスタッフ、そのご家族、支援者・応援者の安心感、信頼感に繋げるために、是非積極的に写真を掲載していただければと思っております。