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飲食店やヘアサロンがホームページを作る意味はあるか

福島県のホームページ制作会社 福島ウェブです。
いつもホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

最近は、飲食店様やカフェ・バー様、ヘアサロン・ネイルサロンなど各種サロン様からのお問い合わせをいただくことが多くあります。飲食店様やサロン様の場合、ホームページがそもそも必要か。という根本的な部分からご相談をいただくことも良くあります。

わざわざ独自のホームページなど持たなくても良いのでは?」と考えるオーナー様がいるのはWEB制作会社からしてみても当然のお悩みかと思います。

なぜなら、公式サイトを持たなくても集客の窓口になる様々なポータルサイト(食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、ヒトサラ等)やSNSツール(Facebook、Twitter、Line@、Instagram等)、地方であればタウン誌や地方版ポータルサイトなどがあり、また、自身の情報発信ならアメブロなどのフリーのブログサービスでも良いかもしれません。ちょっと挙げただけでもこれくらい露出・集客の手段があります。

そんな中で、「ホームページ(公式サイト)を作る意味」はあるのかどうか…。

WEB制作会社としてお答えしたい内容は沢山ありますが、今回は、ホームページを実際にお持ちの飲食店オーナー様からお伺いしたお話を一つご紹介させていただきます。

オーナー様曰く、「先日、レストランでランチをされたお客様がクレジットカードの1回払いで決済をすませ、翌日カード会社の支払い明細を見たところ、『ランチの金額が2回分引き落とされていた』ということでクレームのご連絡があったんだ」というお話でした。

なるほど、とお伺いしておりましたが、そのお客様は「難聴」ということで、お電話ではなく、お店のホームページの「お問い合わせフォーム」からのご連絡だったということでした。

前述したようなポータルサイトなどは、ご予約を受け付けるような機能や口コミ・レビューの機能はあっても純粋な「お問い合わせの窓口」は存在しないように思います。もしかしたら、あるサイトもあるのかもしれませんが、パッと見たところ見つからないサイトが多いと思います。SNSツールも万人が使っているわけではありませんので、こちらも利用できるのは利用者に限られてしまいます。また、ブログでもお問い合わせフォームを用意している人は少ないのではないかと思います。

お電話が難しいお客様のご質問や、ご依頼、または今回のようなクレームなどは、ホームページが無い場合は、ポータルサイトの口コミやレビュー、SNSであれば、ウォールなどに連絡が来ることになってしまうのではないかと思います。(そう言えば、FAX番号もあまりポータルサイトなどには掲載されていませんね。FAX番号があったとしても、やはりFAXではコミュニケーションはしづらいかと思います。)

以上のような事例を一つ取ってみても、責任感のある運営を心掛けようと考えた場合、全てのケースは難しいかもしれませんが、様々なご事情をお持ちのお客様からのお問い合わせにも対応できる「公式な窓口」というのは準備すべきだなと改めて感じた次第でした。

今回のケースではその役割をホームページが担いましたが、目が見えない方や耳が聴こえない方、喋れない方、色々なお客様のご意見やご要望を受け付けられる体制を用意しておくことは飲食店やサロンだけでなく、どんな事業者にも同様に重要なことだと思います。

「ホームページがいるのか、いらないのか」という問題は、利用者様、お客様の立場にたった視点で考えていただくのが一番かと思いました。

弊社としては、今回のお話のようにお電話でお話ができない方のお役に立てたということと、飲食店様も、「スムーズにお客様のメールに対応でき、最終的には、スタッフさんの対応を再評価いただいた」ということで、お話を聞いて安心致しました。